オープン間近のコンテナ・ボックス


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仕事場の近所に、ちょっときれいなショウ・ルームができました。

いったい何を展示するのでしょう? それとも、ひょっとしたらお洒落なアパートでしょうか。アパートはアパートでも、実はこれ、荷物用のアパートでした。輸送に使うコンテナを2層積み上げ、その一部にボードを貼って、コンテナとは思えない面白さ、倉庫と思えないほどお洒落です。

郊外型ですともっと大雑把で、いかにもコンテナ倉庫だ!とばかりに並べてあるのですが、こちらは中央区にある人気のマンションエリア、ちょっと工夫を凝らしています。市街地での空き地利用の、テストケースなのかも知れません。

「そんな、荷物用なんてもったいない。こんな場所なら住んでもいい、」
もしも、そう思う方がいらしたら、一度シティ・コンテナへお電話してみて下さい。お値段は4帖で25,200円/月、確かに安いです。

もう少しなんとかならないか、とおっしゃる方がいらしたら、2帖ですと11,550円。まだまだもっと、もう少し、とおっしゃるならば、これでどうだ!1,2帖で8,400円。 しかし、、、

水道もガスもありません。もちろんトイレもありませんから、そこはよろしく。しかし、それにしてもお洒落です。



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ところで、ただ今大ヒット?上映中の、「レスラー」というアメリカ映画がありまして、これがなかなか面白い。かつての人気2枚目俳優ミッキー・ロークがすごい迫力と、せつなさ溢れる背中を見せて主演でカムバックしています。

初老にさしかかり、あちこちガタの来た体をいたわりながらマットに上がる、そんなレスラーの役です。20年前の名声にすがって、今日もマットを血で染める、そんな男の住まいがトレーラーハウスだったのです。

傷ついて試合を終えて帰ってきても、鍵がかかっていて閉め出しを食ってしまう。たぶん家賃の支払いが滞ったためで、どうやらそこは「日払い」の住まいのようでした。サイズといい形といい、これがコンテナに実によく似ています。車輪がついていなかったようなので、ひょっとするとコンテナハウスだったのかも知れません。どちらにしても面白い、いえ、映画の感想ですが。

プロレスファンだけでなく、老後の孤独を考える、すべての人にお勧めの一作です。これはもう一つの「グラン・トリノ」といえるでしょう。


そしてどちらにしても、トレーラー・ハウスとコンテナ・ハウスに戻るのですが、
いつも移動可能になっていることが条件で、固定資産税はかからないし建築の確認申請も必要ない、ということになっています(確認申請は最近必要になったと聞きました)。じつに簡単に、住まいができてしまうのです。ガスならプロパンだと認められるそうですが、都市ガスを引くと固定式住居と見なされてしまう、らしいです。

ここにちょっと手を加えることができるなら、たぶん快適に住むことが出来るでしょう。水道、ガス、電気を引くのです。ちゃんとした住まいになるしもちろんトイレも可能です。もちろん、税金はかかってくるのですが。

それにしても、と思います。レゴブロックのような積み重ねで、こんなお洒落なアパートができるのです。いや、倉庫でしたか。ちょっと気になるコンテナです。

もしも、このやり方でロの字型平面の2階建てを造ったとしたら、そして、できた中庭に、ガラスの屋根を架けたとしたら、明るくて、広くて、そして風通しのいい住まいが、かんたんに実現してしまうのです。 ■ 09.06.17 GRD2




どうやら貸倉庫用コンテナ既製品には、奥行きをそのまま使うものと、仕切りをつけて二つ割り、そして三割り、四つ割、五つ割りなどが用意されているようです。それぞれにドアがついていて独立していますから、それらを並べ積み重ね、そして階段をセットして敷地にはめ込むと、コンテナ・シティが出来上がるのです。

写真のコンテナは多分12フィート型(奥行き3.6m)でしょうけれど、40フィートの大型コンテナになるとそのサイズは、巾およそ2.4mで奥行きが12.4m、高さは2.6m
ちょっとしたワンルームマンションの広さです。この話は以前こちらに書きました。
よろしかったらぜひどうぞ。
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by bau-2 | 2009-06-17 11:44 | ・街路 | Comments(0)
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